就活開始時のライバルとの差別化
就活生の皆さんは、就活を始めるにあたってまずどんなことから活動を始めていきますか?
状況によって順序はあちこち前後することと思いますが、大まかに以下のような流れで進むのではないでしょうか?
1・興味のある企業に関する情報を収集する
2・会社説明会やマッチングイベントなどに参加する
3・応募したい企業の採用サイトにアクセスしてエントリーする
この段階では、採用する側される側共に、対象となる範囲が広くて、大雑把に情報収集や分析を進めていくことになると思います。
採用する側の人事担当者は、そのような環境、状態においても、より多くの就活生の皆さんに有用かつ正確な情報を届けたいとの思いで、説明会の企画や採用サイトの作りこみに長い時間と多大な労力をかけて取り組んでいます。
私が以前最終面接にあたっていた日の昼食休憩で、若い人事担当者と雑談していた際に、彼がこんなことを漏らしていました。
”採用サイトのエントリー周りに、会社の理念や業務紹介、社員インタビューなんかを載せてるんですけど、アクセスを解析してみると結構スルーされちゃってるんですよね・・・。”
上の記事でも紹介しましたが、新卒一括採用の時期、人事担当者の多忙の極め具合は想像を絶するものがあります。
おそらくそれは就活生の皆さんも同様で、様々な企業に関する情報を収集し、実際にエントリーする企業を選択する、エントリーしたらESの作成に頭を痛める、というように、あれこれ並行してやらなければならず、猫の手も借りたいと思うのではないでしょうか?
お互いそんな状況だからこそ、視点を変えて相手の立場に立ってみてください。
例えば、他の就活生がスルーしがちなエントリーサイトの様々な情報に一通り目を通し、何かの機会にそれをさりげなくアピール出来たら、人事担当者は、”あぁ、この人は忙しくて大変な状況にもかかわらず、自分がアピールしたい情報にしっかり目を通してくれているんだな”と感激するんじゃないでしょうか。
就活生の皆さんは、就活においては自分をアピールすることが全てで、自分にはそれほど強力にアピールできるポイントが無い、と悩んでいる人がとても多いように感じます。
が、視点を変えると、自分をライバルと差別化するポイントは就活の各段階においていろいろある、という事を覚えておいて損はないと思います。