転職しようと思った時に考えるべき事
企業研究職の人材の流動性が、コロナ禍もあって顕著に大きくなっている、という話を以前書きました。
製薬業の研究職はとても狭い世界なので、転職していった人がその後どうなったのか、風の便りに聞くことも良くあります。
新天地でそれまでとは違う環境を得て、より活躍出来ることは素晴らしい事だと思うので、出ていく人も入ってくる人も、転職を自分の価値を最大化して欲しいと思います。
しかしながら、転職してもあまりHappyな状況にはなっていないんだろうな、と感じるケースも一定数あって、そんな時はもう少し考えてから動いても良かったんじゃないか、という気持ちになります。
転職しようかな?という思いが頭をかすめたら、以下の事について考えてみて下さい。
1・何故転職したいと思うのか?
当然今いる職場で何かイヤな事があったり、満たされない事があるから転職を考えるのだと思います。
ただし、この理由があまりにネガティブなものに凝り固まっていると、転職は上手く行かないように感じます。
転職先の選定にも関わってきますので、転職しようと思った根本的な原因を明らかにしておくことをおススメします。
2・その理由は、今の職場では解消出来ないのか?
環境が変われば解決出来る理由であれば、社内でも変えられる可能性があります。
また、転職によってその理由が解決出来る保証はありません。
転職はある種のリスクを伴うことは避けられないので、まずは社内で解決出来るかどうか、検討すべきでしょう。
3・転職先の職場で、その理由が解決出来る可能性がどれくらいあるか?
何らかの理由で転職する訳ですから、それが解決できないと転職する意味が無いのは言うまでもないと思います。
入社してみないと判らない事が沢山ある中で、ある一定の成功確率が見込めることは必須条件になると思います。
転職先の候補に関する情報をできるだけ収集し、自分のこだわりポイントがどの程度満たされるのか?を見積もっておきましょう。
4・転職に伴うリスクにどんなことがあって、それらは自分の許容範囲に収まっているか?
社風や仕事の進め方、考え方などは、本当に入ってみないと判らないことが沢山あります。
他にもこんなはずじゃなかった、という状況に陥るリスク要因はいろいろあると思います。
それらが自分が許容できる範囲に収まっているかどうかをよく見極めないと、また現在と同じ状況になってしまう可能性が高いです。
以上転職しようかな?と思い始めた時に考えて欲しい事を挙げて見ました。
これらの事についてよく考えた上で、やっぱり転職したいと思うなら、迷わず前に進みましょう!
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