”自分で” ESを書く 新卒が就活で考えるべきこと
就職面接を受けるにあたって、皆さんESをはじめとして様々な提出書類を作成されることと思います。
会社の考え方によって、対応はまちまちだな、という印象を持っていますが、当社では最終面接官もほぼすべての資料に目を通します。
ESは特に入念に読み込みますが、適正検査の結果や学校の成績表をはじめとして、特に本人が書いた”文章”は注意して読むようにしています。
たとえ短くても、その人が書いた”文章”には、必ずその人の人柄や考え方、大仰に言えば生きる姿勢、といったものが現れていると感じます。
もちろん私がそう思っている、というだけで、面接官が皆このような目線でいるという話では無いことをご承知おきください。
多くの人の多くの資料を読み込んでいると、実際の面接で話している中で違和感に捉われることがしばしばあります。
資料に書いてあったことと食い違うような話が出てきたときに、”本当に自分で書いたのか?”とか、”一生懸命話してるけど、この人にとってこの部分は重要じゃないのか?”などという疑念が湧いてきます。
資料を読み込んでいる最中にも、やはり他の資料と食い違う主張があったときや、日本語の使い方が他の資料と違う、と感じた時に、同様の違和感を抱いてしまいます。
要は、本当に自分で全部書いたのか?という疑念を面接官に抱かせてはいけない、という事です。
自分が本当にこの会社に入りたい、と思ったら、一生懸命自分で提出する資料を作成するものではないでしょうか?
ここで忘れてはいけないことは、面接官も答え合わせができない、という事です。
仮に”提出した資料は全部自分で書かれましたか?”と聞いたところで、Yesという回答しか返ってこないことは明白ですから、そういう疑念を持たれた段階で大きなマイナスポイントだという事をよく考えてみてほしいと思います。
世の中ではESの作成代行のようなサービスが提供されていて、それ自体を否定するつもりはありません。
しかし、提出する前に本人が細部まできっちりチェックし、自分では使わない表現や、他と矛盾する記述があれば修正するなどの対応は必要かと思います。